【毒注意】家庭菜園で間引きを大失敗していた話と、正しい間引きの方法。間引いて食べて良い芽・毒のある芽
なんだか育ちが悪い
ベビーリーフのいくつかは大きく育つのですが、密集しているところはどうにも育ちが悪い。
茎がひょろひょろして葉っぱが上の方に出てきたり。葉は生えているのになかなか大きく育たなかったり。
「光が足らない?横の葉が邪魔?」
しばらく様子を見ていましたが、進展がなさそうなので、間引くことにしました。
間引こう!
芽をそのまま引き抜いてみました。
根っこごと引き抜けるのでだいぶスッキリ!
でも隣の残したい芽も一緒に根が絡まって出てきちゃったり、土ごともりっとほじくれてしまったりします。
ベビーリーフの森が、見るも無残なことに。
…あまりの惨劇に落ち込んで、この時期の写真が残っていないです。
正しい間引き方法
残す株を傷めないようにそっと抜くことが重要なポイントです。
ピンセットなどを使用して、抜く苗の根元を指で軽く押さえて他の苗に影響がないように静かに抜きましょう。
タイミングを見て、何回かに分けて間引きをするそうです。
発芽直後
2cmくらい間隔が開くように間引く。
間引く芽の参考:一番背の高いもの・茎が細くてひょろひょろのもの・葉の形が悪かったり、欠けているもの
本葉1~2枚のころ
葉が触れあわない程度に、生長の悪いものや病害虫に侵されているものを間引く
本葉3~4枚のころ
葉が重ならない程度に、生長の悪いものや病害虫に侵されているものを間引く
間引くべき苗の参考
・ ひょろひょろと細長く、他の株より背の高い徒長苗
→極端に生長し過ぎたことを「徒長」と言います。肥料過多、日照不足などが原因です。
・ 色が薄く、弱々しい苗
・ 他の苗に比べて、生長の悪い苗
・ 葉が変形していたり、欠けているもの
・ 苗と苗の間隔が狭く、葉が触れ合ってしまっているもの(どちらか一方を間引く)
残す苗の参考
・葉の色つやがよく、濃い緑色のもの
・葉や茎がしっかりしていて、丈夫そうなもの
失敗例
なお、何も考えずに間引いた結果がこれです。
「大きい芽は抜きやすいし、空間もたくさん空くよね〜〜」
と残すべき芽をすべて引き抜いてしまいました…‥葉っぱに申し訳ない…‥。
間引きの参考:アイリスガーデニング
間引いて生でそのまま食べられる野菜
・小松菜 ほうれん草と違い、シュウ酸がないので生でオッケー!むしろ生のほうが栄養価が高いです
・ベビーリーフ系 もちろんオッケー
・紫蘇・ルッコラ 柔らかくて風味もあって、とてもおいしいです
間引いて食べちゃ駄目な毒のある葉っぱ
・トマト 葉っぱにトマチンという毒素が含まれるので食べてはいけません
・ナス ソラニンという毒素が含まれているので実以外食べちゃいけません
・モロヘイヤ 成熟すると、ストロファンチジンという毒素が種子、茎、鞘(さや)に含まれ、特に鞘を食べると死ぬこともあるらしい
野菜の豆知識
— 石田 駿介 (Ishida Shunsuke) (@TAIYOUNAMIDA) 2018年8月28日
皆さんモロヘイヤを家庭菜園などでやってる方、地元野菜などでスーパーで野菜を買う方、こんな写真のようなものがモロヘイヤから出ていたら、すぐ捨てて下さい。食べると死にます。
モロヘイヤの鞘、猛毒です。ちょうど9月の終わり頃から花が咲いてそれが鞘になります。 pic.twitter.com/IZZhOxpakN