ちきりん本を全て読んだので、特におすすめの3冊とその内容を抜粋します。

社会派ブロガーちきりんさん。
月間200万PVのブログを運営しブックマーク数(はてなブログ内のお気に入り機能)ははてなブログ内1位という戦闘力をお持ちです。
ブログ歴14年、総ブログ記事数1400越えで、ちょっと簡単にはおすすめ記事を選べないのですが下記リンクから総ブクマ数の多い記事などが見られます。

[TopHatenar] Chikirin さんの順位
そんなちきりんさんは何冊も本を出していて、どれもとても読みやすいです。
全書籍を読んでみたので、その中で特に参考になった本3冊と内容をご紹介します。

chikirin.hatenablog.com

 

 『ゆるく考えよう』

amazonレビューのでは評価が割れています。
たぶん、「ゆるく」に対して、やさしさ・楽ちんを求める人には期待はずれで、
思考の広さ・自由さだを期待する人にはおすすめだと思います。
この考え方参考になる!と思った例を上げます。

一点豪華主義で選ぼう

賃貸物件を借りるとき、どこを借りても必ず不満が出るもの。
総合評価で選ぶと特に悪いところない無難な物件を選ぶ。でもそれは結局「ここがいいから選んだ!」とは言えない満足感のない選択になってしまうのでは?
ここは大事!という部屋を選べるように、自分を知っておくこと。
大多数の人がなんとなく良いって言っているものに、なんとなく流されない方が満足できるんじゃない?

◇自分に近いものに、こだわりすぎない 

自分に近いもの程、こだわりが強くなるので客観的判断ができなくなる。
巨人ファンに「今年はどこのチームが勝ちますかね?」って聞くのは無駄である。
どんなに名医でも身内の手術を冷静にすることは難しい。
客観的に予想するためには、自分との距離が必要。
結婚、就職、転職など自分にとって重要なものほど真剣に慎重に考える。
けれど自分の人生には強いこだわりあるので、客観的な視点を持てず苦しむことがある。

距離感別で物事を分けると、

①距離ゼロ 自分の人生のこだわり
②近い距離 自分の子供家族への人生のこだわり
③中距離 日本の制度についてのこだわり
④長距離 世界平和についてのこだわり

狭い距離のことばかりにこだわりを持ちすぎると、間違いが起こりやすい。
「自分にとって大事なことだけ」にこだわりすぎず、自分から遠いものに視点を移したほうが正しい判断ができるかもよ?

◇自分の表現方法と出会う

人間はみな自分の中になにかを持っている。
誰かに自分のことを伝えたい、理解してほしい、自分自身自分のことを理解したい。
そういった気持ちは、誰もが持つ当然の欲求。
人に伝える、理解してもらう方法は、コミュニケーションだけじゃなくていい。
字を書く、ブログを書く、詩、演劇、写真、絵、デザイン、楽器、作曲、うた、ダンス、映像、料理、プログラム、物作り、アート、働き方、ビジネスなどなど。自分の向いているもので人とつながろう。

コミュニケーション力が高くないと人に繋がれないと思わないで。
学校や団体生活の中でコミュニケーションは必要とされがちだけど、
コミュニケーションが苦手だからこそ、自分に向いてるツールを見つけた人、天才的に取り組んでいる人はたくさんいます。

『自分の頭で考えよう』

頭を柔らかくしたい人向けの考え方の本。
「資料を読んで分析して学ぶこと」と、「自分の頭で考えること」は違うこと。
自分で考える方法とは?について図解付きで教えてくれます。
「このことについてどんな切り口で考えようかな~」というときにパラパラめくると参考になります。

『マーケット感覚を身に着けよう 』

 

「自分のアタマで考えよう」の対になる考え方の本。

◇このサービスの本当の価値はなに?ライバルは?

ANAのライバルはどこでしょうか?
ANAを航空会社と思うなら、JALなどほかの航空会社がライバル。他にも運送業もやっていたら佐川急便とかもライバルだよね。
海外会社の人と会議をできるオンラインサービスが出来たらわざわざ飛行機に乗らなくていいからオンラインサービスもライバル。
高い家電を買っちゃったから、今年は旅行を控えよう、と思うなら家電もライバル。
時間とお金を何と奪い合っているのかという視点。

◇市場化する社会

就職は昔、相対取引だった。
イトーヨーカドー元常務逸見氏の書籍にある描写に、1941年の採用面接の描写がある。社長と就活生(逸見氏)とそのお母さん3人で面接は行われ、社長が「大切なお子さんを預かります、心配はありませんか」と聞き、お母さんが「どうぞよろしくお願いします」と言って就職が決まる。
理系大学院などのも教授の紹介で就職が決まることも多い。

インターネットの影響で今は、市場取引になった。
簡単に、遠くにある会社を何百社も就職活動することが出来る。
たくさん選べるメリットが出来た代わりに、多くの企業から門前払いされる学生や、内定辞退する学生も発生する。これが市場化。

今は仕事自体がクラウドソーシング市場となって。所属もしない、プロジェクト単位で契約する事も増えている。

同じように現在、婚活も市場化し、「誰とでも結婚する時代は終わった。」
相対取引のように、出会える人数もたかが知れていて、紹介された数人の中から一人を選ぶ時代は終了。
今は日本中、時には世界中から自分に合った人を選ぶ市場になった。
プロジェクトごとに、住まい・子育て・婚外関係・離婚などチームを組み人も増えていくのではないでしょうか。

◇全ては価値からはじまる

なんで高校野球はほかの高校生運動部と何が違うの?そこにはどんな価値があるの?
高校生としては上手いけどプロより下手。
そこに価値を作るために、エンタメにする。
高校生は「全力で戦う若者たちのひたむきさ、感動エンタメ」になる。
プロはアウトだと思ってもスライディングしたり、体に負荷のかかる非合理なプレイはしない。
AKB48なども、ひたむきに頑張る姿に価値がある。
B1グランプリご当地グルメを流行らしたり、
ユネスコ世界遺産認定をすると観光地として人気になったり、
まだ取引されていない潜在的な価値に気が付き、市場化すると豊かになる。
それがマーケット感覚。マーケット感覚を身につけよう。

◇変わらないと替えられる。

優秀な学生が大学を選ぶとき、東大が一番人気じゃなくなるみたいに。
規制して守られてると、市場の力で替えられる。塩産業とか。
守られていて安全安定な業界だって思っていても、急に変化の波は来ます。
 

 

以上、3冊の特におすすめ本でした。
もちろん他の本も読んで良かった!おすすめ!と思っているので、記録を残しておきます。

『世界を歩いて考えよう』

 世界の価値観を体験し、考えられる本。
ちきりんさんが1980年代にビルマに行った際、結構な金額を現地通貨に両替するよう求められ、外貨への最両替はしてもらえないシステムだったそう。観光客を受け入れ外貨を手に入れる方法だそうです。
また外貨でしか買い物ができない店や、レジのスタッフは不正をしないようお金を直接触れない仕組みであったりなど、驚くエピソードが沢山書かれています。
日本では当たり前のシステムが、実はすごい前提があって日本だからこそ成り立っているということを知ることが出来ます。

『自分メディアはこう作る』

ちきりんさんのブログの育て方・書き方についての本。

ちきりんブログの炎上時代、書籍化ブレイク時代の歴史についても取り上げられていました。
歴史①ブレークのきっかけ 思想、弱者切りすてに見える記事の炎上
歴史②書籍化して、求められる人、事の幅が広がった

はてなブログのコメント欄閉じるまでの考えや、依頼される仕事の選び方、
自分の名を売るのでなく、面白いことのできる場所として自分のメディアをつくる事を一貫して大切にしてきたこと。
ツイッターの取り扱い方について、誤解した人からの善意の質問でも、ツイッター上で考えを説明すると一般の人を何十万人の自分のフォロワーの前でやり込めた印象になってしまうので気をつけてることなど、考え方が書いてあります。

またブログの書き方を4段階で説明してくれています。
1伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)
2そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)★一番大事
3文章に必要な材料(情報)を集める(作業)
4文章をかく (技術)

ブログを運営している人・ちきりんさんファンにおすすめです。

『強く生きるノート』

 

こちらは慶應丸の内シティキャンパスの人気講座を出版したそうで、7名の方の講座が収録されています。

ちきりんさんの内容は、
「アドバイスを求められたら、どんな風に回答する?」
例「就職三年、ベンチャーに声をかけられたが転職すべきか、アドバイスください」
→考えるべきはどんなアドバイスをするかじゃない。自分のアドバイスを決める基準はなにか、だ。
自分の判断基準として大切なものを2つまで決めてそれを伝える。

・大切なことは、判断基準と情報をわけて、明確化すること。
・かんがえるときは、「なぜ?なぜ?なぜ?」「だからなんなの?どうすればいいの?」自分で自分に突っ込む
・考えるための時間を確保する(情報収集ではなく、自分で思考する)
・他者の思考プロセスを参考にする。「なんでそう思うの?」「だとすればどうすればいいと思う?」

他、一緒に収録されていた、平田オリザさんの「わかりあえないことからはじめよう」もかなり良かったです。

『多眼思考』

ちきりんさんのツイッターのつぶやきから厳選されたツイート集。

政治から経済、人生から家族、趣味から犯罪についてまで、内容は多岐に渡っています。
面白く簡単に読める。気軽に読みたい人にお勧め。